❄️この度、講師、登山ガイドとして参加。。
改めて、低体温症と雪山の危険と機嫌を考える機会をいただきました
ながいですが、
備忘録にお付き合いくださいませ!
週末は数年ぶりに開催した
秋田県高校山岳部合同の雪山幕営講習会の講師をさせてもらいました❄️
❄️秋田の冬にしては珍しく晴天、放射冷却マイナス10℃超え
❄️雪山は危険だと保護者が参加を止めた高校もあり残念
❄️親御さんの複雑なお気持ちもわかります。。お預かりする方としても
「雪山=危険」=イコールなのか?を、考えさせられました
皆様のご意見も伺いたいところです
❄️低体温症の講義準備
何を伝える?
低体温症は自分では気が付かない。
仲間も気が付きにくい。
体温は測らない、測れない。。
進行が早い。
ここをどう教えていこうか
当日の朝まで、悩みました。トホホ
結果、リアルな遭難事例
八甲田、トムラウシ、救助事例をあげて、感じてもらうことを中心に
おきました
❄️雪山の厳しさと恐ろしさ寒さ
素晴らしさ❄️
雪山では🏔夏山の数倍、、
この3つの「観察」を繰り返すこと☃️が重要と仮説を立て
翌日の訓練でも、この三つを通し検証してもらいました
⚽️また、講義では、
サッカー日本代表監督の「失点は2点までいいよ」🌟長友選手の「ダメージリカバリーがみんなできてた」
この話を勝手に使わせていただき
⚽️雪山ではダメージを受けてもリカバリーし続けよう
⚽️仲間のミスをゆるそう、、カバーしあおう
⚽️60点くらいのシナリオを描こう
⚽️ミスを重ねて、より自分と仲間で成長しよう!
前、登れた山だから、今回も行ける。行ける!ポジティブな思考は山では危険思考。
目の前の景色、雲の量、風、仲間の顔、自分の心、ネガティブ(否定的)に現実をとらえれば慎重さがミスを防ぐ。それが山の思考。
日常でのネガティブな思考は
「心の力」が失わせ、実際に、その人の現実は「ネガティブ」(否定的)なものになっていきやすいと考えられています。
心を守るポジティブシンキングは大切。山では逆の思考が命を守ることもあるよと伝えました。
やっと講義、幕営を終えて、無線を持ってテン場を後に。
❄️「テントで水を沸かす時、熱傷、火傷の二つに気をつけて」と話したにも関わらず、
畳に水をこぼしてしまったジブンm(_ _)m
気をつけている時より、気を抜いた時ほど^_^かもしれませんね
その後やはりテン場では、熱傷対応のお呼び。。
翌朝はマイナス13℃ほど
約半数弱は眠れた様子!すごい!
ある生徒から
「昨日、先生の話がかなり怖かったけど、雪山はなんだか面白いです」
「ま、まじ寒いです。。。」
生徒たちの誇らしげな顔つきを見て、講習会を無事に終えました。
生徒達が読んできた漫画には冒険、勇気、仲間が中心!
リアルな冒険を望むのは子供だけじゃなく私たち大人もですねーー
❄️❄️「危険」を「安全」に寄せながら
ようやく、節が分かち、春ですね🌸
2月も素晴らしい山の幸を皆様と分かち合いたく。