1年間を思いながら 山を謳う 山を想う時間

「山は病院よ」尊敬する山女の大先輩、田部井淳子さん

今日紹介するのは、

田部井淳子さんの、山を想う詩、唄です

2018年、2019年、私は、北アルプスのとある山小屋で働いていました!

そして、毎年恒例のリピート山中さんのライブがあると聞き、浮き立ったのを憶えています

これが、関西や北アルプスでは有名なリピート山中さんとの出会いでした。

リピート山中さんは、なんと生前の田部井淳子さんに、山の歌の作詞を依頼していたとのこと。

淳子さんが亡くなったあと、旦那さんから送られてきたその詩。

その御披露目のLIVEに立ち会うことができました。

その歌詞を、ご紹介します♪

山に行こうよ 山ってやっぱり楽しいよ 

みんなにみんなに知らせてあげて  

山ってやっぱり楽しいよ 

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山笑う季節に 私は山へ行く 

桜の樹の下で お弁当広げて花見する 

私はふるさと三春の さくら案内人 

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山滴る季節に 私は山へ行く 

緑が眩しくて 力みなぎる季節だもの 

稜線たどって どこまでも歩いて行きたいよ 

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山装う季節に 私は山へ行く 

色とりどりの紅葉は 日本ならではのものだもの 

こんな紅葉は世界のどこでも めったにみられないよ 

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山眠る季節に 私は山へ行く 

みんな冬眠するけれど 冬こそ山に親しんで 

ひだまりハイクに雪遊び スノーシューハイク 

山に行こうよ 山ってやっぱり楽しいよ 

計画立てるだけで楽しいし 登れば心も晴れ晴れ 

山に行こうよ 山ってやっぱり楽しいよ 

みんなにみんなに 知らせてあげて 

山ってやっぱり楽しいよ 

山ってやっぱり楽しいよぉ~ 

秋田駒ヶ岳にて 

関西や、アルプス方面では有名なリピート山中さんですが、

毎年、様々な山小屋LIVEをされていました。

その中でも

「加藤文太郎の歌」は、登山者の瞼を濡らす歌です。

3年前、私ら小屋番に、小屋の入口で、弾き語りをしてくれた時、

なぜか、涙が止まらなくなりました。

その当時、山に向かう加藤文太郎が

山に向かう時代背景を考えると

いたたまれない気持ちになります。

YouTubeでリピートさんの加藤文太郎の歌を見つけました!ぜひ

『孤高の人よ~加藤文太郎の歌』

 加藤文太郎の歌

あったこともない 話したこともない加藤文太郎    

あなたを想い 山を見上げる         

あなたの名前を

あなたの足跡に 道は開けて       

あなたが愛した 山で歌う

今では誰もが 山を楽しむ            

加藤文太郎

                               

あなたの話を山で出会った 仲間と語る

便利な道具は なかった昔         

あなたは仕事の 行き帰りにも

石の詰まった サックを背負い

庭に眠って 山を夢見た           

単独行の 文太郎と呼ばれ

                              

北鎌尾根の 吹雪に消えた

三十一歳の 若い命は

加藤文太郎  今も輝く

あなたの名前を                 

孤高の人よ

あなたが愛した 山で歌う             

加藤文太郎 あなたの話を                   

加藤文太郎 山で出会った 

仲間と語る あなたの名前を

あなたが愛した 山で歌う 

加藤文太郎 あなたが生れた 

兵庫浜坂 あなたの話を山の男は 

猟師のせがれ 山で出会った 仲間と語る

初恋の場所 宇都野神社から        

見下ろす日本海 そそぐ岸田川

              

加藤文太郎 あなたの話を港神戸に 働きながら  あなたが愛した 山で歌う 山と出合って 山行くときは加藤文太郎 ポケットの中 いつも詰め込む あなたの名前を

干した小魚 ふるさとの味           

山で出会った 仲間と語る 仲間と語る